浴室と健康を考えるシリーズ①
(このシリーズは3回にわたってお送りしています)
古い浴室の健康への影響
毎日の入浴タイム、実は古い浴室に潜むカビが健康に深刻な影響を与えているかもしれません。
長期間使用された浴室は、どうしても目に見えない部分に劣化や汚れが蓄積しがちです。
特に、湿気がこもりやすい環境ではカビの発生が避けられません。
その胞子が体内に侵入すると以下のような症状を引き起こす可能性があります。
あなたの家は大丈夫?浴室カビが招く健康リスク
- 呼吸器系のトラブル: 鼻づまり、くしゃみ、喘息の悪化、呼吸困難など
- アレルギー反応: 鼻水、目のかゆみ、充血といった症状
- 皮膚トラブル: 皮膚炎、発疹、かゆみ
- 全身の不調: 慢性的な倦怠感や疲労感
実際に起きた事例
【事例1:A様】
築30年以上の住宅に住むA様は、定期清掃を行っていたものの、換気不足で浴室にカビが発生。
家族全員が鼻づまりや喘息の症状に見舞われました。
ユニットバスへのリフォーム後は、カビの再発が抑えられ、家族の健康状態も改善されました。
Before
After
【事例2:B様の場合】
長年使用していた浴室の冬場の高湿度が原因で、B様は慢性的な咳や喉の痛みに悩まされていました。
リフォームによる換気機能と抗菌処理の強化で、症状が改善し、掃除の手間も大幅に軽減されました。
健康で快適な毎日のために、まずはご自宅の浴室の状態をチェックしてみませんか?
在来工法のタイル張りのお風呂は、材質や使用頻度などにもよりますが一般的に15年から20年が耐用年数とされます。
タイルにひびが入っていたり、目地が剥がれたりしていると水漏れにより、タイル下の木材が腐食している可能性も。
水漏れで湿度の高い環境は、シロアリの原因ともなります。
カビが繁殖している、排水溝から強い匂いがする、壁や床タイルにひびが入っているなどは
お風呂リフォームを早めに検討するべきサインです。